イオン導入器のイオンとは

イオン導入器はこのところ話題のエステ器具ですが、どんな機能が備わっているのでしょう。家でエステに近いスキンケアをしたい人には、イオン導入器の使用も方法の一つです。女性はいくつになっても綺麗でいたいものですが、家庭で簡単にできるエステなど老化を防ぐ方法ならいろいろ試してみたいものです。肌の調子を整え基礎化粧の効果を上げる美容機器として話題のイオン導入器。

その効果、性能はどのようなものでしょう。イオンのことを知ることで、イオン導入器を有効に使いたいものです。物体を構成する原子は原子核のまわりを電子が回っていますが、この電子の増減によって電荷を帯びたものをイオンといいます。マイナスイオンという言葉は家電製品で最近よく聞きますが、それと同じものです。

イオンは電気の特性によってプラスとマイナスがあり、マイナスイオンは隠イオン、負イオンともいいます。負の電荷を持つマイナスイオンに対し、正の電荷を持つものをプラスイオンといいます。金属がイオン化した金属イオンはプラス電荷を持つ性質があります。フッ素や塩素、臭素などのハロゲン族元素はマイナスイオンになりやすい性質があります。

イオンは正負の区別の他、原子の構成によっても分類されます。複数の原子団で構成させるイオンは多原子といい、原子一つから成るイオンを単原子イオンといいます。イオンは水溶液など様々なところに存在しています。電解質の水溶液のイオン的な性質を利用して、肌への浸透力を強めるものがイオン導入機です。

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イオン導入とは

美容機器のイオン導入器でできるイオン導入とはどういうことなのでしょうか。水溶性の薬物のイオン的性質を使って、皮膚にわずかな電流を通し薬物を皮膚内に導入するものです。イオン導入という方法を利用して皮膚に薬液を送り込む美容機器であり、プチ整形のように薬液を皮膚に注射するものとは異なります。美容エステ器機としてのイオン導入器は、皮膚に手軽に栄養成分を送り込むことができます。

電極からの反発力によって表皮の下の真皮層にまで薬液を浸透させるのがイオン導入器の作動原理で、薬液には分子量の小さいビタミンC誘導体やプラセンタ原液が適しています。この美容成分をイオン導入することで、ハリとツヤのあるプルプル肌を手に入れることができるというわけです。美容目的だけでなく医療の場でも使われており、今後の活用が大きく期待されている機器でもあります。

注射器を使わないという点から患者さんの負担をかけないというメリットがあります。現在、多様な分野で使われる薬剤のイオン導入の可能性が追求されつつあります。肌に浸透できるのは分子量の小さな薬液なので、美容成分であるヒアルロン酸やコラーゲンなどの巨大分子にはイオン導入器は使えません。

分子量の小さい薬液ならば、肌の表面に直接塗るだけよりずっと奥まで行き届くので、十二分な効果をあげることでしょう。アメリカではFDA(アメリカ食品医療品局)の許可を得たともいうイオン導入です。一度使い心地を試す価値はあるでしょう。


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